ロゴ制作における販売で稼ぐにはどうすればいい?依頼プラットフォームやデザインの方法について知っておこう

06ロゴ制作 販売

ロゴ制作を副業にしたい、でも「自分にデザインのセンスがあるのか不安」「どこで販売すればいいのか分からない」と悩んでいませんか?

 

近年、ロゴ販売市場は急成長しており、ココナラやBASEをはじめとするプラットフォームでは個人デザイナーによる出品が急増。実際にココナラのデザイン部門では、ロゴ制作の依頼件数が前年比で大きく伸びており、特にロゴマークやロゴタイプの需要が高まっています。

 

また、デザインツールの進化により、IllustratorやPhotoshopのような専門ソフトがなくても、無料で使えるAIロゴ作成ツールやスマホアプリを活用して、プロレベルの作成が可能になりました。納品形式もPNGやJPG、PDFなど柔軟に対応でき、顧客の要望に合わせて修正や提案も重ねやすくなっています。

 

とはいえ、ただ作って出品するだけでは満足のいく収益にはつながりません。販売先の選び方や提案の仕方、価格設定、そして著作権譲渡などのルールを正しく理解することが、信頼されるデザイナーへの第一歩です。

 

このあとの記事では、ロゴ販売初心者が副業として始めるために必要なスキル、売れるロゴデザインのコツ、無料で使えるツールの紹介まで、実務的な情報を網羅しています。読めば、最初の一歩を安心して踏み出せるはずです。

ロゴ制作でブランド価値を高める - 株式会社SECプランニング

株式会社SECプランニングは、企業や店舗の周年記念やリニューアルに伴うロゴ制作を中心に、お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、寄り添ったプランをご提案しております。ブランドイメージを決定づける大切なデザインを、お客様と共に考え、満足いただける形で作り上げます。また、名刺や車両へのマーキングなど、ものづくり視点のデザインも提供しております。デザイン作成からアイテム展開、運用管理まで一貫して対応するVISサービスもご用意しております。

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ロゴ制作とは?企業ブランディングにおける重要性

企業やブランドがロゴを制作することには、視覚的な記号を超えた深い戦略的意味があります。単なる「見た目」ではなく、ロゴは企業の価値や存在意義、さらには顧客との信頼関係を構築するための“顔”ともいえる存在です。第一印象の約7割は視覚的な要素で決まると言われており、その中でもロゴは最も強い印象形成に寄与する要素です。

 

特に中小企業や新規事業立ち上げ時には、限られた接点の中で自社の理念や想いを伝える手段が必要とされます。そこで、ロゴという視覚要素が有効に働くのです。たとえば、スタートアップ企業が採用するロゴは、シンプルながらも革新性やスマートさを表現したものが多く、これはターゲットとなる顧客の期待値に応えるために緻密に設計されています。

 

ロゴ制作におけるブランディングの強化は、以下のような観点で行われます。

 

・ブランド認知の統一と定着
・企業理念や価値観の視覚的表現
・競合との差別化による記憶定着
・名刺やウェブサイトなどへの展開性

 

また、現代では企業が提供するサービスや商品の多様化により、ロゴに求められる柔軟性も高まっています。スマホアプリ用のアイコン、SNS用の丸型アイコン、動画やサイネージに対応する動的なロゴなど、単一のフォーマットだけでなく複数用途を意識した設計が必須となってきました。

 

以下は企業がロゴ制作を依頼する際の主要目的の例です。

 

目的 内容
ブランド立ち上げ 企業・店舗の新規立ち上げ時に必要な象徴的存在
事業リブランディング 既存ロゴの刷新、イメージ再構築の一環としての再制作
サービス・商品展開 サブブランドや新商品専用のロゴデザイン
規模拡大・認知戦略 広告出稿・SNS展開にあわせたロゴの再設計
海外展開用 多言語・多文化への配慮を含む視認性の高い設計

 

ロゴ制作においては「おしゃれ」「洗練」「安心感」など、抽象的な要素が求められますが、それらを視覚的に正しく表現するには、事前のヒアリングとブランド分析が極めて重要です。文字の形状やバランス、余白、カラーなど、すべてが意図をもって設計され、そこにブランドの“コンセプト”が注ぎ込まれます。

 

現代では、クラウドワークスやココナラなどを活用した個人へのロゴ作成依頼も増加傾向にあり、制作コストの透明化が進んでいます。一方で、ブランド価値の保護という観点では、プロフェッショナルな制作会社に依頼し、著作権や商標登録などの法的対策まで見据えた設計が望まれる場面も少なくありません。

 

ロゴ制作は、単なる“マークの作成”ではなく、企業活動の土台を作る戦略的プロジェクトです。その重要性を正しく認識し、的確な制作体制・パートナーを選ぶことが、ブランドの信頼性と価値を高める第一歩となります。

ロゴ販売とは?売る仕組みと近年の市場拡大トレンド

ロゴの「制作」だけでなく、「販売」というビジネスモデルも急速に注目を集めています。特に副業市場の拡大やデザインスキルの普及、プラットフォームの整備が進んだことで、個人がロゴを商品として「売る」ことが一般化しつつあります。

 

ロゴ販売とは、自作したロゴデザインをマーケットプレイスや自身のウェブサイト上で商品化し、第三者に販売する行為を指します。販売されたロゴは、購入者の業種や事業内容に応じてカスタマイズされ、商用利用が許可される形で納品されます。

 

ロゴ制作のプラットフォームでは、デザイナーが「ロゴ案」を事前に制作・登録し、購入希望者が用途に合うものを選んで購入する仕組みになっています。一部ではAIを使ったロゴジェネレーターとの競合も生じていますが、「オリジナリティ」や「人の想いに寄り添った提案力」が重要視されるビジネスロゴの領域では、人によるロゴデザインの価値が今なお高く評価されています。

 

ロゴ販売の市場が広がる背景には、次のような要因があります。

 

・スモールビジネスや個人店舗の立ち上げ増加
・低コストでのブランディングニーズの拡大
・AIやアプリによるロゴ作成の一般化
・副業市場の拡大と在宅ワークの浸透

 

副業としてロゴ販売を行う場合には、商用利用可否や著作権譲渡に関する表記を明確にすることが不可欠です。また、価格設定や修正回数、納品形式(AI、PDF、PNGなど)も購入者にとって重要な判断基準となります。

 

ロゴ販売をする際に設定しておきたい代表的な納品項目を以下に示します。

 

項目 推奨内容例
納品ファイル形式 AI、PNG、JPG、PDFのセット
商用利用範囲 名刺・Web・印刷物への無制限利用可
著作権譲渡有無 完全譲渡または条件付き譲渡
修正対応 初回案+2回まで無料修正、以降有料
価格設定 ロゴのクオリティや用途に応じて柔軟に設定可能

 

副業・個人としてロゴを販売するには、価格だけでなく信頼性の構築が重要です。過去実績の掲載やレビューの取得、ポートフォリオの整理など、自己ブランディングと合わせて取り組むことで競合との差別化につながります。

 

一方で、既存の販売ロゴをそのまま使い回すことには注意が必要です。同一ロゴが複数の事業者に使用されることでブランドの独自性が損なわれるリスクがあるため、販売後の「再販不可」設定や「限定販売」対応など、出品側が信頼性を担保する体制も求められています。

 

ロゴ販売市場は、今後さらに拡大する可能性があります。デザインツールの進化、AI支援による効率化、プラットフォームの多様化により、誰もが「デザイナー」としてビジネス参入できる時代に突入しています。ただし、そこに求められるのは「技術」ではなく「伝える力」であり、それを視覚化するロゴの本質的な価値を理解しているかどうかが、成功を分ける要因となります。

ロゴ販売の始め方!副業・フリーランスでもすぐに実践可能な流れ

ロゴ販売は、近年ますます注目を集めている副業の一つです。デザインスキルを活かして収益化できるため、特にクリエイティブ志向のある個人や在宅ワーク希望者にとって魅力的な選択肢となっています。パソコンとデザインツールがあれば始められ、初期投資も少ないため、未経験者や初心者にも参入ハードルが低いのが特徴です。

 

実際にロゴを販売するには、以下のステップを押さえることでスムーズに始めることができます。

 

ロゴ販売の基本ステップ

 

1 登録する販売プラットフォームを選ぶ
2 出品用ロゴを作成する(商用・汎用性・魅力を意識)
3 商品ページを設定(タイトル・説明・納品形式・価格)
4 出品・販売開始
5 購入者とのやり取り、カスタマイズ、納品対応
6 レビュー取得・実績掲載で信頼性アップ

 

販売に利用される代表的なプラットフォームには以下のようなものがあります。

 

プラットフォーム名 利用対象 特徴 販売形態 商用利用 著作権対応 修正回数設定
ココナラ 初心者〜プロ 出品者多数、ユーザー層広い サービス販売型 可能 任意設定可 明記可能
minne 初心者〜中級 ハンドメイド系に強い 商品販売型 可能 販売ごとに対応 任意設定
LOGO TANK 中級〜上級 専門ロゴ販売サイト ロゴ提案購入型 可能 完全譲渡あり 不可
BASE 中級者以上 自ショップ構築 商品販売型 可能 任意設定 自由設定

 

上記のように、各サービスには得意な販売スタイルがあり、自分に合った形式を選ぶことが継続的な販売成功のカギになります。特に、ココナラやminneは初心者に優しいガイドやサポートも用意されているため、副業としてスタートしたい場合に適しています。

販売開始前に検討しておくべきポイント

ロゴ販売においては、ただ出品するだけでなく、次のような視点で購入者に安心感を与える準備を行う必要があります。

 

・価格の根拠を明確に説明できるようにしておく
・納品形式(AI、PNG、PDF、JPGなど)を複数用意する
・著作権譲渡の有無を明記する
・修正対応(回数、範囲、料金)のルールを明示する
・ポートフォリオや実績があれば掲載する

 

価格帯についても、適正価格の設定が重要です。極端に安すぎると品質への疑念を持たれ、高すぎると購入対象から外れてしまいます。下記は一般的な価格設定の目安です。

 

ロゴタイプ 想定価格帯(税抜) 修正対応 商用利用 著作権譲渡
シンプルな文字ロゴ 3,000円〜8,000円 1〜2回 条件付きあり
アイコン付きロゴ 8,000円〜15,000円 2〜3回 明記必要
オリジナルマーク型 15,000円〜30,000円 3回以上 基本譲渡あり

 

また、最近ではテンプレート型ロゴと完全オリジナル型ロゴを分けて販売するケースも見られます。前者は短納期・低価格で回転を狙い、後者は高単価・ブランディング重視の顧客層に向けて提供します。販売者としては、両軸を使い分ける戦略が有効です。

 

副業として始める場合、「収益化までの期間」や「初受注までのハードル」に不安を感じる方も少なくありません。しかし、購入者目線の丁寧な商品ページ設計や、お問い合わせ対応を徹底することで、信頼性のある出品者として早期に評価を獲得することができます。

 

販売実績が増えると、購入者からの「指名依頼」やリピーターも期待できるようになります。これが副業からプロへのステップアップにつながり、長期的に安定した収益化が可能となる仕組みです。

ロゴ販売に必要なスキル・ツールと最低限の準備とは

ロゴ販売を本格的に始めるにあたり、最低限押さえておくべきスキルとツールがあります。ここで重要なのは、プロのグラフィックデザイナーでなくても、販売可能なレベルまで準備することが可能だという点です。特に最近はAIロゴ作成ツールやテンプレート活用の普及により、初学者でも実践しやすい環境が整っています。

 

必要なスキル一覧

 

スキル名 内容 推奨レベル
デザイン基礎力 配色、バランス、視認性、印象操作など。 初級〜中級
タイポグラフィ知識 文字間・フォントの使い方など、文字を魅力的に見せる技術 中級
Illustrator操作技術 ベクター形式での作成、納品対応(AI、PDF) 中級
画像形式への変換力 PNG、JPGなどの軽量化、背景透過処理 初級
コミュニケーション力 修正依頼・質問対応などで購入者と適切なやり取りができる能力 初級〜中級

 

一方で、必要なツールについては有料・無料問わずさまざまな選択肢が存在します。

 

おすすめツール例

 

1 Adobe Illustrator(有料)
 業界標準ツール。ロゴ納品の際に「AI形式」が必要になる場面が多く、信頼性・表現力の両面で優れています。

 

2 Canva(無料/有料プランあり)
 直感的な操作性が特徴。フォントとアイコンを組み合わせたロゴを手軽に作成可能。商用利用時のライセンス確認が必須。

 

3 LogoMakr、Looka、Hatchful(AI対応ツール)
 AIによる自動生成。初心者でも最短で数分でロゴ案を完成させられる。再編集性やカスタマイズ性にやや限界あり。

 

4 Inkscape(無料)
 オープンソースのベクターグラフィックツール。Illustratorの代替としてコストを抑えたい場合に適しています。

 

初期準備でやるべきこと

 

ロゴ販売を行う前に、最低限次のような準備を行っておくことが理想です。

 

・ポートフォリオを用意(3〜5作品以上)
・著作権に関する基本知識を確認
・テンプレート/オリジナル両方の制作スタイルを検討
・修正対応ルール・納品フォーマットを決めておく
・販売プラットフォームの規約を確認

 

著作権・商用利用についての表記ミスや曖昧さは、後々のトラブルの元になるため、販売ページ上で「譲渡範囲」「禁止事項」「再販可否」などを明確に示す必要があります。あいまいな対応は信頼を損なうだけでなく、販売停止や評価の低下にもつながります。

 

ロゴ販売は、表現の自由と商用の厳密さが同居する領域です。購入者にとって安心して取引できる環境を整えることが、リピーターや評価獲得につながります。そのためには、技術やツールだけでなく、丁寧な事前準備と誠実な対応こそが最も重要なスキルといえるでしょう。

選ぶ際のポイントと収益化のコツ

ロゴ販売を成功させるには、どのプラットフォームを選ぶかだけでなく、その活用方法や差別化戦略が極めて重要です。ここでは、販売チャネルを選ぶ際の具体的な基準と、収益を最大化するための運用上の工夫を紹介します。

 

まずは、プラットフォーム選定におけるチェック項目を明確にしておくことが必要です。

 

プラットフォーム選定時の確認リスト

 

1 対象ユーザー(個人/法人/初心者)
2 商用利用に関する規定の明確さ
3 著作権の譲渡可否と表示方法の自由度
4 手数料率と出金タイミングの条件
5 出品形式(提案型/完成型/依頼型)
6 プラットフォーム自体の集客力

 

これらのポイントを把握せずに登録すると、販売後のトラブルや期待値のズレにより信用失墜に繋がるリスクがあります。特に著作権・再利用のルールに関しては明確にしておくべきです。

 

次に、収益化のために意識したい「5つのコツ」を整理します。

 

ロゴ販売で収益を高める5つのコツ

 

1 明確な価格設定と商品設計
 低価格帯で始めるよりも「なぜこの価格なのか」を説明できる信頼性のある価格を設定することが重要です。

 

2 修正対応の柔軟さと明文化
 「初回提案+2回まで無料」「追加修正1回1,000円」など、ルールを事前に示しておくことで、購入者も安心して依頼できます。

 

3 納品ファイル形式の充実
 AI、PDF、PNG、JPGを標準とし、用途に応じて「SNSアイコン」「名刺用」など用途別データも同梱すると評価が高まります。

 

4 サンプル・ポートフォリオの整備
 ロゴタイプ、シンボルマーク、キャラクターロゴなど複数ジャンルの作例を見せることで、幅広い顧客のニーズに応えられます。

 

5 信頼性の構築(レビュー・実績・プロフィール)
 過去実績を掲載し、評価スキーマやレビュー数を充実させることで、自然な検索結果での優位性も高まります。

 

また、AIによるロゴ作成ツールとの競争も増えています。その中で人間デザイナーに求められるのは「想いを汲み取る力」「ヒアリング力」「カスタマイズ性」です。AIにできない“共感力”を活かして、顧客のブランドに寄り添った提案ができるかどうかが成功を左右します。

 

収益化を加速させるには、複数のプラットフォームを並行利用し、販売チャネルを分散する戦略も有効です。たとえば、既製品をminneやLOGO TANKで販売し、カスタマイズ受注をココナラで請け負い、ブランド構築はBASEで進めるといったハイブリッドな運用が可能です。

 

最後に、競合との差別化を図るためには、ロゴ単体だけでなく「ブランドキット」としての提案(名刺デザイン、SNS用アイコン、ガイドラインPDFなど)を加えることも検討すべきです。購入者にとっては「すぐ使える状態」まで用意されていることが大きな付加価値となります。

 

ロゴ販売で安定的な収益を得るためには、単なる「作品の販売」ではなく、顧客体験全体をデザインする視点が不可欠です。柔軟性・明確なルール・プロとしての信頼性。この3つを兼ね備えた販売設計を行うことで、長期的に安定した副収入やブランド価値の創出へと繋がります。

おしゃれなロゴを自分で作る!初心者でもできる無料アプリ&AIツール

ロゴ作成を始める際、デザインスキルや高価なソフトが必要だと思われがちですが、現在では初心者でも直感的に使える無料アプリやAIツールが豊富に揃っています。スマホやパソコンで手軽に操作でき、しかも商用利用まで可能なサービスも多く、初めての方でも安心して取り組めます。

 

上記ツールは、すべて共通して「テンプレートベースの作成」「文字のカスタマイズ」「色やシンボルの変更」など基本的なロゴデザイン要素をカバーしています。中でもCanvaやDesignEvoは日本語にも対応しており、スマホでもPCでも使える万能な存在です。

 

疑問に思われがちな点として、「商用利用可能かどうか」「ロゴの権利は誰にあるのか」「登録不要で使えるか」などがあります。以下のように整理できます。

 

よくある疑問とその回答

 

  • 登録しなくても使えるツールは?
     → Canva、DesignEvoなどは登録なしでも一部機能が利用可能です。
  • 商用利用は本当にOK?
     → 無料プランでもOKなツールが多いが、LookaやLogoAiなどは有料での権利付与が前提。
  • ダウンロード時にファイル形式が選べるか?
     → PNGはほぼ全てのツールで対応。SVGやPDFは有料プランで対応する場合が多い。
  • AI自動生成系は自由度が低くないか?
     → AI提案からカスタマイズ可能なDesignEvoやTurbologoなどが柔軟性あり。

 

スマホでの操作性、フォントの種類、日本語の可読性など、細かい使用感はツールによって異なるため、複数試してみるのが得策です。

スマホで作るロゴのクオリティを高める3つのコツ

ロゴをスマホで自作する際、画面の制約や操作性の違いから「なんだかチープに見える」「思い通りに配置できない」といった悩みが出やすくなります。しかし、ポイントを押さえておけば、プロ顔負けのクオリティを実現することも十分に可能です。ここでは、スマホで作るロゴの品質を格段に高めるためのコツを紹介します。

 

1. フォントの選定は「視認性」と「世界観」で決める

 

ロゴデザインの中でもフォントは全体の印象を大きく左右します。おしゃれさを狙うあまり、細すぎる文字や飾りの強いフォントを選ぶと、小さな表示や遠目での視認性が悪くなるリスクがあります。

 

例えば、以下のような組み合わせを考慮しましょう。

 

  • ナチュラル系ブランド:手書き風や筆記体(例:Merriweather Sans)
  • テック系:角ばったサンセリフ体(例:Roboto Bold)
  • カフェ系や雑貨:柔らかく親しみやすいフォント(例:Rounded M+)

 

アプリによっては日本語フォントの選択肢が限られるため、ローマ字表記にしてバランスを取るなどの工夫もおすすめです。

 

2. 配色は3色以内で構成する

 

カラーパターンを増やしすぎると、統一感が失われ、安っぽく見える原因になります。基本的には「ベースカラー+アクセントカラー+補助色」の3色構成にすることで、ブランドイメージを明確に伝えやすくなります。

 

また、以下のような組み合わせは相性が良く、実際に多くのロゴで採用されています。

 

  • 黒×白×赤(洗練と力強さ)
  • ベージュ×グレー×ネイビー(上品さと信頼感)
  • グリーン×ブラウン×生成り(自然派・オーガニック系)

 

配色設計はアプリ上でテンプレートから選ぶのも効果的です。

 

3. スマホアプリは「保存解像度」と「ファイル形式」も重視

 

見落とされがちですが、スマホアプリで作ったロゴは「どの形式で保存できるか」が後の用途に大きく影響します。名刺印刷やWebバナーで使用する際に、JPGだけだと背景透過ができず不便です。

 

最低でも以下のファイル形式に対応しているアプリを選びましょう。

 

  • PNG(背景透過用)
  • SVG(拡大縮小に強い)
  • PDF(印刷向け)

 

また、ダウンロード時に「高解像度」オプションがある場合は、必ず選択するようにしましょう。

 

これらの工夫を意識するだけで、スマホでもプロレベルのロゴに近づけることが可能です。

ロゴデザインでやってはいけないこと

ロゴ作成では「おしゃれに見せたい」「目立たせたい」という意識が先行するあまり、デザインとして致命的なミスを犯してしまうことがあります。実際に、プロのデザイナーでもやりがちな失敗例がいくつも存在します。

 

ここでは、初心者が特に注意すべきNGパターンと、その裏にある理由を具体的に解説します。

 

1. 複雑すぎるモチーフを詰め込む

 

「店舗の外観+商品+社名+スローガン」など、あれもこれも詰め込みすぎると、ロゴとしての機能性が損なわれます。ロゴは一目で意味が伝わる「シンプルな象徴」であることが求められます。

 

2. フォントとイラストのバランスが悪い

 

極端に装飾された文字と、リアル系イラストを組み合わせると、視覚的な統一感が崩れます。特に文字が細い場合、スマホや名刺での表示で読みにくくなることもあります。

 

3. 他ブランドに類似したデザインを無意識に使う

 

無意識のうちに、有名ブランドのロゴに似てしまう事例も多く、場合によっては著作権や商標侵害の対象になることがあります。無料テンプレートを使う際も、「そのまま使わず、自分で調整する」意識が大切です。

 

4. 色のチョイスがコンセプトに合っていない

 

例えば、「高級感を出したいのにポップなビビッドカラーを使う」「癒しをテーマにしたのに黒ベースにする」などは、視覚的にちぐはぐな印象を与えてしまいます。ブランドの「想い」「ターゲット」「使用シーン」を明確にしてから配色を選ぶようにしましょう。

 

5. 解像度が低いまま使用する

 

SNSアイコンや名刺などで見かけるのが、ぼやけたロゴ。これは低解像度の画像をそのまま拡大して使用しているケースが多いです。PNGやSVG形式の高解像度データを保存し、どの媒体でもくっきり表示されるよう準備しましょう。

 

以上のようなNGパターンを避け、構成・フォント・配色・用途に一貫性を持たせることが、良質なロゴデザインへの第一歩です。ロゴは「自分の事業や価値観を象徴する顔」としての役割を持つため、自己満足ではなく「受け手にどう伝わるか」の視点で作成していくことが成功への鍵となります。

まとめ

ロゴ制作と販売は、スキルを活かして副収入を得たい人にとって非常に魅力的な分野です。特に2025年現在では、AIやスマホアプリの進化により、専門ソフトがなくても誰でも手軽にロゴ作成を始められる環境が整ってきました。実際に、BASEやココナラ、minneといったプラットフォームでは、個人のロゴ出品者の数が年々増加しており、検索ボリュームや取引数も右肩上がりに推移しています。

 

ただし、ロゴ販売を成功させるには、単に「作成して出品する」だけでは不十分です。ロゴのクオリティはもちろん、ターゲットに合ったデザイン提案、納期や修正対応、著作権の譲渡範囲、ファイル形式(PNGやAI、PDFなど)の選定まで、購入者目線に立った対応が求められます。また、「ロゴデザインでやってはいけないこと」や「スマホでの表現力の限界」などにも注意が必要です。

 

「どんなアプリを使えばいいのか分からない」「自分のデザインが売れるか不安」と感じていた方も、この記事を通じて、無料ツールを活用した作成方法や、販売プラットフォームごとの特徴、収益化の具体的なコツまでを体系的に理解できたのではないでしょうか。

 

ロゴは企業や店舗、個人ブランドの「顔」となる重要な要素です。だからこそ、販売側としても責任ある制作姿勢と、確かなスキルの蓄積が信頼と実績につながります。経験を重ねることでリピーターや紹介案件も増えていき、月収数万円以上を安定して得ることも十分に可能です。

 

自分の想いとスキルを「形」にして、価値あるブランドづくりに貢献します。ロゴ販売は、そんなやりがいを実感できる副業です。今こそ、一歩を踏み出すタイミングです。

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よくある質問

Q. ロゴ販売を副業で始めるには、どのツールや準備が必要ですか?
A. 副業としてロゴ販売を始めるには、まずIllustratorなどの制作ツール、またはCanvaやLogoMakrなどの無料アプリ、AIツールでも十分対応可能です。形式はJPGやPNGだけでなく、aiファイルやPDFなどクライアントの用途に合わせた複数のファイル形式での納品が好まれます。また、作成に使うフォントや素材の商用利用可否を事前に確認するのは必須です。販売開始前には、著作権譲渡・修正回数・納期などの取引条件を明文化しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。特に初心者の場合、最初の実績作りとしてBASEやココナラなど対応がしやすいプラットフォームから始めるのがおすすめです。

 

Q. ロゴ販売プラットフォームで人気があるのはどれですか?それぞれの違いは?
A. 2025年時点でロゴ制作販売に対応している主要プラットフォームはBASEココナラminneの3つが中心です。ココナラは「提案型」での依頼が多く、修正や納品までを一括管理できるのが特長で、初心者でも始めやすく累計販売数が多い傾向にあります。BASEは自分で価格設定と販売ページを自由にデザインでき、ブランド感を強めたい方に人気です。minneはハンドメイド色が強く、ロゴだけでなく「イラスト・アイコン」などとセットで販売する人もいます。料金手数料はプラットフォームごとに5%〜10%と異なるため、出品前にしっかり比較することが収益性を高めるコツです。

 

Q. スマホだけでロゴ作成から販売まで完結できますか?クオリティは落ちませんか?
A. スマホでも高品質なロゴ作成は十分に可能です。実際にCanvaLogo MakerAdobe Expressなどの無料アプリはスマホ対応しており、ai形式や高解像度のPNG形式での出力も対応可能なツールが増えています。ただし、細かなレイアウト調整やカラー管理、デザイン案の複数提案などには限界があるため、商用・企業用途を想定する場合はタブレットやPCとの併用、または最終納品のみPCでの調整を行うのが望ましいです。ロゴの印象やブランディングに関わる「フォントの選び方」や「コンセプトの伝達力」は、デザイン案の段階で差が出やすいため、イメージに近い参考作品や実績をポートフォリオに掲載しておくと信頼度が高まります。

会社概要

会社名・・・株式会社SECプランニング
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